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ENVIRONMENTAL INITIATIVES
環境への取り組み

「木材を無駄なく使うことで環境負荷を抑える」という理念を掲げる弊社は、製法や材料にこだわることで、木製品の生産・販売が環境に与える影響を最小限に留めることを目指しています。このページでは、弊社の具体的な取り組みをご紹介します。




SUSTAINABLE PRODUCTION METHODS
環境に配慮した製法
▲木材の歩留まりのイメージ。白が木材として使われる箇所。残りは廃棄となる。
木材を加工して製品にする過程で、おがくずや端材などの廃棄が生じることは避けられません。

一般的に木材の歩留まりは30~50%程度。1本の丸太を加工すると、その半分以上は廃棄になってしまうということです。

だからこそ、弊社は製法を工夫し、廃棄量を出来るだけ少なくする努力をしています。

以下では弊社が独自に考案した「レイヤー製法」、ならびに弊社が採用している「共木づくり」をご紹介します。

▶ レイヤー製法
弊社のサラダボウルは、板状の木材をいくつかの異なるサイズでリング状にくり抜き、それらを重ねることでボウルの形へと成型する「レイヤー製法」を採用しています。この製法は、60年代に弊社が独自に考案したものです。

「レイヤー製法」は、木材のブロックからサラダボウルを削り出す一般的な製法と較べると、1/5程度の木材で製品を製造することが可能。また、板状の木材を可能な限り無駄なく使うため、製造過程で生じる廃棄の量も削減することができます。
①1枚の板からリング状にくり抜かれた木材
②木材をパーツごとに分けた状態
③パーツを重ねて接着。圧力をかけて固定する。
④横から見た状態。ボウルの形になっている。
⑤研磨を重ねて形を整えた完成品

共木づくり
弊社は、同じ木から取られた木材を貼り合わせて効率よく使う「共木づくり」をすべての商品で採用しています。

継ぎ目のない一枚板で作られる製品は贅沢ですが、そのぶん廃棄される箇所もたくさん出てしまいます。しかし「共木づくり」は、見た目の美しさを可能な限り残したまま廃棄を削減することが可能です。

①加工前の木材。まだ節が多い状態
②加工して桟状にしたもの
③桟状の木材を張り合わせて板状に



SUSTAINABLE FOREST MANAGEMENT
持続可能な森林経営
▲タイのラバーウッドの林
弊社の木製品の多くは、タイやベトナムの持続可能な森林経営で育てられた木材を使用しています。
 
持続可能な森林経営とは、世界的な森林減少への対応策として、環境への影響を考慮して計画的に実施されている森林経営のことです。特に森林の減少が問題視されていたタイやベトナムでは、政府が奨励金を出すなどして、持続可能な森林経営が積極的におこなわれています。
▲弊社製品は持続可能な森林経営で育てられた木材を使用
例えば、持続可能な森林経営で育てられているタイのラバーウッドは、植林から5~6年で樹液の採取を開始。約50~100年後には樹液の出が悪くなるため、そこで初めて木材利用の用途で伐採されます。伐採基準は、幹の直径20cm以上、高さは大人の目の高さ以上など。伐採後は、伐採本数以上の新しい苗木を植えて森林を持続させています。
 
もちろん、森林を健全な状態に保つために欠かせない木の間引きも適時実施。間引いた木は間伐材として出荷し、大切な資源を無駄にしません。

このように植林から伐採までのサイクルを適切に管理している持続可能な森林経営は、地球環境への負荷を可能な限り抑える試みです。その結果、タイやベトナムでは国内の森林面積が回復傾向にあります。
木製品は木を伐採して作られるので、環境に優しくないと考える人もいるかもしれません。そのような声を真摯に受け止め、弊社は木製品を扱う会社の責任として、持続可能な森林経営で育てられた木材を積極利用しています。


持続可能な森林経営はSDGsの目標にも合致
▲環境に配慮した木製品を流通させています
▲森林面積増加は環境にプラスの影響を与えます
▲健康な森林は生物多様性を促進します



SAVE OUR PLANET
環境意識の向上を目指して
▲「SAVE OUR PLANET」のロゴマーク
弊社は環境問題に対する意識向上を目的に、「SAVE OUR PLANET」というロゴマークを80年代に考案しました(商標登録出願中 SWN001-19T)。
 
このロゴマークは、弊社の代表取締役がアメリカで展示会に行ったときの経験から発案されたものです。

当時アメリカはすでに、植林材を使った木製品しか輸入しないという方針。また、街中ではゴミの分別回収が細かくおこなわれており、リサイクルの取り組みが市民レベルで浸透していました。

日本とアメリカとでは、環境問題に対する意識に大きな隔たりがある――その状況を目の当たりにした弊社の代表取締役は、日本でもエコやリサイクルの意識向上が重要だと考え、「SAVE OUR PLANET」というロゴマークを考案したのです。




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