ENVIRONMENTAL INITIATIVES
環境への取り組み
SUSTAINABLE PRODUCTION METHODS
環境に配慮した製法
▶ レイヤー製法
弊社のサラダボウルは、板状の木材をいくつかの異なるサイズでリング状にくり抜き、それらを重ねることでボウルの形へと成型する「レイヤー製法」を採用しています。この製法は、60年代に弊社が独自に考案したものです。
「レイヤー製法」は、木材のブロックからサラダボウルを削り出す一般的な製法と較べると、1/5程度の木材で製品を製造することが可能。また、板状の木材を可能な限り無駄なく使うため、製造過程で生じる廃棄の量も削減することができます。
▶共木づくり
弊社は、同じ木から取られた木材を貼り合わせて効率よく使う「共木づくり」をすべての商品で採用しています。
継ぎ目のない一枚板で作られる製品は贅沢ですが、そのぶん廃棄される箇所もたくさん出てしまいます。しかし「共木づくり」は、見た目の美しさを可能な限り残したまま廃棄を削減することが可能です。
SUSTAINABLE FOREST MANAGEMENT
持続可能な森林経営
例えば、持続可能な森林経営で育てられているタイのラバーウッドは、植林から5~6年で樹液の採取を開始。約50~100年後には樹液の出が悪くなるため、そこで初めて木材利用の用途で伐採されます。伐採基準は、幹の直径20cm以上、高さは大人の目の高さ以上など。伐採後は、伐採本数以上の新しい苗木を植えて森林を持続させています。
もちろん、森林を健全な状態に保つために欠かせない木の間引きも適時実施。間引いた木は間伐材として出荷し、大切な資源を無駄にしません。
このように植林から伐採までのサイクルを適切に管理している持続可能な森林経営は、地球環境への負荷を可能な限り抑える試みです。その結果、タイやベトナムでは国内の森林面積が回復傾向にあります。
木製品は木を伐採して作られるので、環境に優しくないと考える人もいるかもしれません。そのような声を真摯に受け止め、弊社は木製品を扱う会社の責任として、持続可能な森林経営で育てられた木材を積極利用しています。
▶持続可能な森林経営はSDGsの目標にも合致
SAVE OUR PLANET
環境意識の向上を目指して
弊社は環境問題に対する意識向上を目的に、「SAVE OUR PLANET」というロゴマークを80年代に考案しました(商標登録出願中 SWN001-19T)。
このロゴマークは、弊社の代表取締役がアメリカで展示会に行ったときの経験から発案されたものです。
当時アメリカはすでに、植林材を使った木製品しか輸入しないという方針。また、街中ではゴミの分別回収が細かくおこなわれており、リサイクルの取り組みが市民レベルで浸透していました。
日本とアメリカとでは、環境問題に対する意識に大きな隔たりがある――その状況を目の当たりにした弊社の代表取締役は、日本でもエコやリサイクルの意識向上が重要だと考え、「SAVE OUR PLANET」というロゴマークを考案したのです。
RELATED CONTENTS
関連コンテンツ